季節の変わり目に! 室内空気質を意識して健康的な暮らしを手に入れよう! 総合家電エンジニアが教える「空気清浄機・加湿器の上手な使い方」とは

ソーシャルドッグ

ウイルス対策に関心が高まる中、お部屋の空気が気になる方も多いのではないでしょうか。
空気中の汚染物は室内にも多く存在しており、単純な塵以外にもホルムアルデビドやラドンなどの微粒子状の物質が含まれており、これらは短い時間で人体へ影響を及ぼし、その影響時間は恐ろしく長いのです。
このような状況下に、新型コロナウイルスが影響してくることは必至です。今回は総合家電エンジニアが「室内向上質」を向上させる空気清浄機・加湿器の上手な使い方と注意すべきことを解説します。

ヒューマンアカデミー

空気清浄機や加湿器の需要にも大きな変化が

空気清浄機の需要は、春先の花粉シーズンが終わると一旦落ち着きを見せていましたが、新型コロナウイルスの影響により去年は大きく異なる動きがみられました。日本電機工業会(JEMA)によると、空気清浄機の2021年の出荷数量は458千台と、同月前年比229.9%であり1月としては過去最高の出荷台数となっています。加湿機は2021年1月の出荷数量が104千台、同月前年比202.3%とこちらも大幅な伸びを見せています。※

空気清浄機や加湿器の需要にも大きな変

(1)日本電機工業会 民生用電気機器自主統計調査による、ルームエアコンは日本冷凍空調工業会 調査による
(2)数量:千台単位、金額:百万円単位、前年比:%、販社出荷ベース
(3)単位未満のものは実績を”0”で表示、前年比の「*」は、前年実績と比較が出来ないことを示す
(4)民生用電気機器計には上記掲載品目及びその他の品目を含む

出典元:一般社団法人 日本電機工業会 (JEMA)/2021年2月24日『民生用電気機器 国内出荷実績』より抜粋
https://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/kakoku.html

夏と冬で違う!?空気清浄機は空気の循環を意識した配置がポイント!

空気清浄機は以下の4つのポイントを実践することで、その性能を遺憾なく発揮するでしょう。

①空気が室内をしっかり循環できるように配置

室内の汚れた空気を吸引して、イオンなどが含まれた綺麗な空気を室内に放出していますので、吸引と放出の循環を妨げるような配置とならないように注意しましょう。部屋の隅に配置することで吸い込む空気が隅周辺に限定されてしまい効率が悪くなります。
空気が室内をしっかり循環できるように配置
画像出典:シャープ株式会社のホームページ(http://cs.sharp.co.jp/faq/qa?qid=126435)より

②室外からの汚れを極力室内に持ち込まない

汚れた空気の大半は室外から持ち込まれているとの声も聞こえます。部屋の出入口付近や玄関などに配置することも有効な手段と考えて間違いではないでしょう。

③エアコンと空気清浄機の気流に注意

暖房時のエアコンは温風を下向きに吹き出させることで足元から温めることができるので非常に有効な風向きとなります。しかしながら空気清浄機と連携させるためには下図で記載のとおり気流に注意する必要があります。

家電のスペシャリストが教える「空気清浄機・加湿器の上手な使い方」とは

夏場の場合は冬場の気流とは大きく異なって真逆になりますので、下図のように配置すると良いでしょう。

家電のスペシャリストが教える「空気清浄機・加湿器の上手な使い方」とは

④汚れの性質に注意

ホコリやダニの死骸、煙や臭いなどで空気が汚れる原因はそれぞれ性質が異なるとされています。煙や臭いなどが気になる場合には空気清浄機を床から少し高い位置に配置すると効果的でしょう。ホコリやダニの死骸などは床に面して配置すると効果が高まります。

加湿器はセンサー誤作動と結露に加えて過剰な給水に注意!

加湿器は構造によって気化式やヒーター式、超音波式、ハイブリッド式に分けられていますが、方式を問わず大半のものに湿度センサーが搭載されています。エアコンからの温風が当たる付近に配置すると湿度センサーの誤作動を誘発させる可能性が高まりますので注意しましょう。また、室内を短時間で加湿させるための配置場所は、エアコンからの温風がお部屋の隅々まで届くように風向きを調整のうえ、加湿器から放出された空気がエアコンの風に乗って運ばれやすい付近にすると時短が期待できます。しかしながら、放熱開口部から放出される水分が家電製品の機器内部に侵入する可能性は否めませんので、家電製品の付近に加湿器を配置することは避けてください。
冬場の場合は窓やサッシが結露しやすい環境になり、加湿器から放出された空気が結露を助長させることも考えられますので、窓やサッシから遠ざけて配置すると良いでしょう。
タンクへの給水量もかならず規定を守りましょう。給水しなければならなくなる時間を少しでも延長させたい一心でタンクに目一杯の水道水を入れることはNGです。

家電のスペシャリストが教える「空気清浄機・加湿器の上手な使い方」とは
手提げフックが備わっているタンクであれば、規定量まで目一杯に給水された状態で強度試験が行われています。

家電のスペシャリストが教える「空気清浄機・加湿器の上手な使い方」とは
規定量以上に給水された状態で手提げフックを活用すれば破損しても何ら不思議なことではありません。

家電のスペシャリストが教える「空気清浄機・加湿器の上手な使い方」とは
タンクの受け側も規定量まで正しく給水されたタンクを装着して各種試験が行われています。少しであれば規定量以上に給水しても問題ないだろうという考え方はNGです。

冬の暖房シーズンまで、エアコンの休憩期間のお手入れポイントはここ!

だんだんと涼しい季節が近づいてきたように感じられますが、もう少しすると暖房シーズンまでエアコンが一休みする時期になりそうです。暖房シーズンが到来するまでのエアコンを使用しない期間はリモコンから乾電池を抜いておくことをお薦めします。乾電池からの液漏れを防止するために効果が絶大で、リモコンを故障させる原因のひとつを回避することができます。さらに、すべてのエアコンが該当するわけではありませんが、使用していなくても本体に若干の電気が流れているものがあります。エアコンが一休みする期間は電源プラグをコンセントから抜いておくと省エネ効果につなげることができるでしょう。しかしながら、毎日使うような時期であれば必要ありません。この行為で注意したいのは冷房専用エアコンです。暖房機能を備えていないため冬場の間は長きに渡ってお休みすることと思いますが、エアコン内部の冷媒や潤滑油を一定温度に保つための機能が停止して故障の原因になります。冷房専用エアコンは一休み期間であっても電源プラグをコンセントから抜かないほうが良いでしょう。
これらの機能を上手に引き出して効果的に組み合わせれば、空気の質を大きく向上させる効果が期待できると思います。

【家電のスペシャリスト】総合家電エンジニアのご紹介

総合家電エンジニア資格取得者 本多 宏行(ほんだ ひろゆき)
総合家電エンジニア資格取得者
本多 宏行(ほんだ ひろゆき)

1972年生まれ 神奈川県出身 業務部 クレームチーム チーフ
大手自動車ディーラーでメカニックを経験した後、1999年にテックマークへ入社。
自動車の修理精査から始め、2000年頃から家電、PCの修理精査業務を開始。ガス製品(ガス給湯器・ガスコンロ等)や住宅設備(電気温水器、換気扇、浴室乾燥機、温水洗浄便座等)に係る精査業務を行うなど、保証制度の進化と共に様々な製品の知識を取得していき、クレームチームを牽引してきた。
幅広い家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア(正式資格名称:家電製品総合エンジニア)」を取得し、現在、延長保証を利用した修理の精査業務で活躍中。
修理精査業務とは?:延長保証を利用した修理において保証対象であるか精査する業務。
例えば、修理が予防修理ではないか?妥当な金額で請求されているか?故障部品が保証対象か?保証対象ではない費用(運搬代・消耗品代等)が加算されていないか?などをジャッジするため各対象製品の専門知識を要する。
約20年に渡り、様々な製品の修理を見てきた修理精査のプロ。

テックマークジャパン株式会社 会社概要

所在地:東京都墨田区錦糸1-2-4 アルカウエスト
資本金:4億9,000万円
代表取締役社長:将積 保博
株主:AIGジャパン・ホールディングス株式会社(100%)主な事業:各種延長保証制度のコンサルティングと運営URL: http://www.techmark.co.jp/

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