ケアソク、その腰痛や肩こりの原因は足の指にある!? 足に悩みを持つ5万人以上の足を施術してきた専門家が教える 自宅で簡単に外反母趾を緩和/予防ができるワンポイントアドバイス!
近年外反母趾に悩む人の割合が増えており、厚生労働省の患者調査によると1984年から2016年の約30年間で、外反母趾の患者数は約8倍に増加しています※図1。
(※図1) 厚生労働省 患者調査 参照
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/10syoubyo/
外反母趾とは
そもそも外反母趾とは、足の親指が小指側に変形し、「くの字」になる状態をいいます。その外反母趾の患者が増加している理由として、運動不足による筋力低下や、不適合な靴、ハイヒールのような先の細い靴を履き続けていることだと考えられています。特に足の指が固定される靴は、足指で地面を掴むような動作がしにくくなります。
足指を使わない歩き方は、足裏の筋肉を弱らせ、横アーチの下がった開張足や扁平足を引き起こします※図2。アーチが失われた足裏は、軸足に体重が乗るたびに中足骨が圧迫されて外に広がっていくため、外反母趾になりやすくなります。
外反母趾は足の親指の付け根が痛くて歩くのが辛くなったり、痛みをかばうことで姿勢が悪くなり、肩こりや腰痛に繋がったりすることも。そのため早期の予防が肝心です。まずは、自分の足の状態をチェックしてみましょう!そして、チェック後は足に悩みを持つ5万人以上の足を施術してきた専門家が伝授する、自宅で簡単に外反母趾を緩和/予防ができるワンポイントアドバイスを参考に、自分の足をケアするようにしましょう!
(※図2)いいもの王国 参照
https://iforet.jp/user_data/gaihan
定規と分度器を使って、自分で親指の角度を測ってみよう!
ここでは外反母趾を簡易的に調べられる、定規を用いた目安的な判断方法をご紹介します。
「第一趾足角度」という親指が小指側に倒れこんでいる角度を測ります。角度の確認後、以下の図を用いて自分がどのレベルの外反母趾なのかを目安的に判断することができます。なお、外反母趾が気になった方は、病院などへの受診をおすすめします。
測り方
①紙の上に足を置き、定規を使って足の内側のラインを引く。
②続いて親指のラインを引き、2本のラインがつくる角度を分度器で測る。
<参考資料>第一趾側角度
正常 | 0~15度 |
経度 | 15~20度 |
中等度 | 20~40度 |
重度 | 40度以上 |
5万人以上の足を施術してきた山本先生がおすすめする自宅でできる 「外反母趾の予防に効果的な運動」 を伝授!
【外反母趾予防ストレッチ】
つま先を親指から小指まですべて指を背屈させます。
その状態から、親指だけを床の方へゆっくりと下げていきます。
5秒キープして、元の状態に戻します。
慣れないうちは10回程度を目途に繰り返し行います。無理のない程度に毎日実践してみましょう。
外反母趾は、足部のアーチ構造が崩れることで起こります。
特に踵から母趾球まで伸びている「母趾外転筋」は、内側縦アーチを維持したり、母趾を外側へ広げる(小趾と反対側へ広げる)役割のある筋肉ですが、この筋力が衰えることで、アーチが崩れ外反母趾になりやすくなります。
【教えてくれた人】
山本孝志 (社)東京フットケア協会 代表理事
外反母趾にはこの運動に加えて、足指を正しい位置にみちびき、足指をしっかり使った歩き方へサポートしていく ケアソク「ととのえる」 も有効的です!
なぜケアソク「ととのえる」を履くだけで指がまっすぐに?「ととのえる」は3つのポイントが連動し、足に良い影響を与えます!
POINT.1 「インナー5本指」
つま先の中が5本指に仕切られた構造で、指を正しい位置に配置。足指をしっかり使って歩くことができます。
POINT.2 「ひろがった足幅を補正」
足幅をホールドすることで横アーチをサポート。
指を開きやすくし、正しい形状にととのえます。
POINT.3 「かかとハニカムクッション」
独自のクッション(実用新案登録 第3193857号)によって、かかとが少し上がり足指が地面につきやすくなります。また、歩行時の地面からの衝撃を軽減する役割も果たしてします。
指が重なり合った状態
「ととのえる」を履いた状態
普通の靴下や5本指靴下を履いても指の重なりはそのままの状態ですが、ととのえるの「インナー5本指」構造によって指を本来の正しい位置に導いています。