企業のデジタルツール活用実態調査2026:生成AI導入とDX環境の進化が明らかに【日経BPコンサルティング調査】
法人モバイル市場の動向:品質とコストの二極化
法人モバイル市場では、スマートフォン・iPhone中心の利用環境への移行が進み、成熟期を迎えています。通信事業者シェアは大手3社間で分散化が見られ、企業のキャリア選択においては「品質重視派」と「コスト重視派」という評価の二極化が定着していることが明らかになりました。今後は、単純な通信サービスの比較だけでなく、セキュリティや運用支援を含む総合的な価値提供が競争力の鍵となると見られています。
オンラインコミュニケーションの定着とAI活用への移行
オンラインコミュニケーションは、新型コロナウイルス感染症拡大期の一時的な代替手段にとどまらず、業務インフラとして定着しており、今後も利用拡大が見込まれています。市場は主要なオンラインコミュニケーションサービスへの集約が進む一方、企業の関心は単なるコミュニケーション機能から、AIを活用した業務効率化機能へと移行しつつあります。
生成AIの導入と運用実態:活用から本格展開へ
AI(生成AI/機械学習)は、DX関連テクノロジーの中でも特に投資拡大が期待される領域であり、生成AIは多くの企業が既に業務に取り入れ始めています。
しかし、活用の中心はまだ一部業務や限定的な利用にとどまる企業も多く、本格的な全社展開はこれからの段階にあることが示されています。企業は情報漏洩やプライバシーリスクへの対応を重視し、ガイドライン整備や利用サービスの統制を進めていますが、ノウハウ蓄積やガバナンス体制には企業間で差が見られます。

生成AIの業務利用において、管理・制御体制があり全社的に利用している企業が42.0%と最も多く、多くの企業が統制を図りながら導入を進めている実態がうかがえます。

生成AIの業務利用を管理・制御・禁止している企業では、「機密情報漏洩の懸念」(88.0%)と「個人情報漏洩の懸念」(76.0%)が主な理由として挙げられています。著作権・プライバシー侵害の懸念や利用者のリテラシーへの懸念も上位を占めており、安全かつ効果的な活用のためには、運用体制の整備、人材育成、組織的な知識共有が重要になると考えられます。
調査概要
本調査は、従業員規模や年商上位企業を考慮し、合計5000社(上場企業:3500社、非上場企業:1500社)を抽出し、Webによる回答収集を行いました。
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調査時期: 2026年4月13日~5月24日
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回収数: 431社
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