NISA利用者の実態調査:投資開始のきっかけは「手元資金の有効活用」、口座開設理由は証券会社と銀行で異なる傾向
1)NISAで投資を始めたきっかけ
NISAで投資を始めたきっかけについて質問したところ、証券会社と銀行の利用者ともに「手元にある資金を有効に運用するため」が最多となりました。証券会社利用者では65.6%、銀行利用者では64.9%がこの理由を挙げています。
次いで、「老後の資金を蓄えるため」(5割台)、「ゆとりある生活に向けて蓄えるため」(3割台)が続き、手元資金の活用や将来への備えが主要な動機であることが示されています。
また、銀行利用者では「金融機関の営業から勧められたため」が19.8%と、証券会社の5.5%に比べて高い割合を示しました。これは、銀行が対面での案内や提案を通じて、投資開始のきっかけを提供している可能性がうかがえます。


2)現在利用しているNISA口座の開設理由
現在利用しているNISA口座を開設した理由について、証券会社と銀行では異なる傾向が見られました。
証券会社では「手数料が安いから」が33.9%で最多となり、次いで「口座開設が簡単だから」が26.4%でした。「ポイントプログラムが充実しているから」も16.7%を占め、コスト面や利用開始の手軽さが重視されていることが示されています。
一方、銀行では「既に他サービスで利用していたから」が46.4%で最も高く、次いで「会社の信頼性が高いから」が31.8%でした。証券会社で最多だった「手数料が安いから」は7.4%にとどまっており、銀行では普段使いの金融機関であることや信頼感がNISA口座開設の主な理由となっていることがうかがえます。


3)成長投資枠の運用方法
成長投資枠を運用している利用者(計5,615人)に対し、運用方法について質問したところ、証券会社と銀行で違いが見られました。
証券会社では「積立投資・一括投資の両方で運用している」が37.1%で最多となり、「一括投資のみで運用している」も36.8%とほぼ同水準でした。
これに対し、銀行では「積立投資のみで運用している」が42.8%で最も高くなりました。この結果から、証券会社利用者では一括投資を取り入れた運用も多い一方で、銀行利用者では積立投資に限定した運用が多い傾向が示されています。


4)月平均の運用資金
月平均の運用資金に関する調査では、証券会社・銀行ともに、「つみたて投資枠」および「成長投資枠の積立投資」において「1万円以上3万円未満」が最多となりました。
銀行では「1万円以上3万円未満」の割合が、「つみたて投資枠」で32.2%、「成長投資枠の積立投資」で26.4%と、いずれも証券会社を上回っています。
一方、「成長投資枠の一括投資」では、証券会社が39.6%、銀行が39.4%と、いずれも「10万円以上」が約4割で最多となりました。このことから、積立投資では比較的少額から運用する人が多い一方で、成長投資枠の一括投資ではまとまった資金を運用する傾向がうかがえます。


調査概要
本調査は、株式会社oricon MEが2026年3月2日から3月23日の期間にインターネットで実施したものです。調査対象者は、証券会社または銀行で2024年1月1日から導入された新しいNISA口座を新規開設し、現在も資産運用や取引を行っている18歳から74歳の男女です。サンプル数は証券会社4,258人、銀行3,287人でした。
関連情報
- オリコン顧客満足度®調査公式サイト: https://life.oricon.co.jp/
- 『NISA(証券会社)』ランキングページ: https://life.oricon.co.jp/rank_nisa/#1
- 『NISA(銀行)』ランキングページ: https://life.oricon.co.jp/rank_nisa/#2
- 『NISA(証券会社/銀行)』ランキングリリース: https://life.oricon.co.jp/information/963/






















