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SMN、実店舗売上アップを支援するリテールソリューション「UREMIRU」を提供開始

リテールメディア活用を阻む課題

経済産業省のデータによると、日本の物販系分野におけるEC化率は約10%にとどまっており、消費者購買の大部分は依然として実店舗で行われています。この状況から、小売業の購買データ(ID-POSなど)を活用する「リテールメディア」への期待が高まっています。

しかし、その活用は想定通りに進んでいない現状があります。BCG JapanとGoogleの共同調査レポートでは、その背景に「メーカー社内の組織分断」や「KPIの不一致」といった構造的な課題があることが示唆されています。

これまでの多くのメーカー企業では、広告を担う「宣伝部」と、購買分析や店頭販促を担う「マーケティング部・ブランド側」などで役割や予算が分断されていました。また、複数のメディアで広告を展開してもそれぞれが独立して運用・評価されることが多く、多額の広告投資に対してどのメディアが実際の店舗売上にどれだけ貢献したかが横並びで比較できないという課題に直面していました。この点が、効果的なPDCAを阻む要因となっていました。

「UREMIRU」が実現する、組織を繋ぐ共通KPIとPDCAの実行

SMNは、この構造的な課題を解決するため「UREMIRU」の提供を開始しました。「UREMIRU」は、データ分析に基づいてマーケティング施策を最適化し、実店舗での売上アップを目指すソリューションです。

具体的には、小売業の大規模なID-POSなどの購買データを軸に、以下のプロセスを一気通貫でサポートします。

  • 消費者分析からプランニング、クリエイティブ制作、目的やターゲットに応じた最適なメディアへの広告配信提案と実行
  • 各種配信データと店舗購買データの掛け合わせによる「購買リフトに影響した可能性のある要素」の可視化と分析
  • 分析結果に基づいたPDCAプランの提案と実行支援

これにより、「店頭購買」を共通指標として、宣伝部とマーケティング部など、分断されがちな関係部門で施策を振り返り、次回のターゲティング、クリエイティブ、メディアプラン、予算配分の改善判断に活用することが可能になります。

店舗売上向上を目的とした包括的なビジネス戦略図

「UREMIRU」の主な特徴

1. ソニーグループのAIを活用した「SENZAI」が解像度の高いターゲット分析を実現

ID-POSデータによる「属性・購買履歴」の分析に加え、ソニーグループのAI技術を活用した感性分析ツール「SENZAI」で消費者の内面的な嗜好性(感性ペルソナ)まで深掘りします。これにより、「どんなメッセージやデザインを消費者が好むのか」を解明し、クリエイティブ企画やメディアプランニングに反映させることが可能です。

ID-POS分析と感性分析の二つの側面から顧客理解を深める方法を示す図

2. 多種多様なメディアの統合管理と最適配信

SMN自社開発のアドプラットフォーム「Logicad」をはじめ、主要プラットフォーム(Google、Meta等)、SNS、動画・音声OTT、DOOH(屋外デジタル広告)やタクシー広告など、オンライン・オフラインを問わず目的やターゲットに応じた多種多様なメディアプランの設計・実行を支援します。

3. オフライン広告メディアも包括、店舗購買リフトの同一指標での比較・分析

「UREMIRU」の最大の特徴は、テレビCMや交通広告などオフライン広告メディアも包括した店舗購買リフトを同一指標で比較・分析できる点です。

例えば、TV視聴データ「TVBridge Ads」を活用することにより、テレビCMとデジタル広告を掛け合わせた統合的な購買分析が可能になります。これまで比較が難しかった「テレビCMだけを見た人」「デジタル広告だけを見た人」「両方を見た人(重複接触)」それぞれの効果を、「店舗購買」という同じ指標で横並びで比較・可視化できます。これにより、これまで見えにくかったメディアごとの投資対効果を把握し、予算配分やメディアプランの見直しに活用できます。

SMN接続メディア、オフラインメディア、主要アドプラットフォームからの広告接触ユーザーID群を統合し、ID-POSデータと連携させてプライバシーに配慮した環境で購買分析を行うデータ連携フローを示しています。

同時リリース「UREMIRU light」

包括的な支援よりも、まずは自社が展開するテレビCMやデジタル広告の効果をコストを抑えて可視化したい企業向けに、機能・役割を絞り込んだ簡易版パッケージ「UREMIRU light」も提供されます。

「UREMIRU light」は、SMNが提供するアドプラットフォームの「Logicad」・「TVBridge Ads」を活用することで、デジタル広告と地上波テレビCMを対象としたID-POSデータに基づく購買分析を実行できます。「クリエイティブ」「ターゲティング」「広告接触有無」「テレビ×デジタル広告の重複接触別」など、多角的な要素で購買リフトを比較・分析し、次回以降の広告効果の改善に活用することが可能です。

UREMIRU Lightのシステム概要図

今後の展開

SMNは今後も、リテール領域におけるマーケティング課題の枠を超え、企業が抱える課題にも真摯に向き合い、その解決に向けた機能やサービスの拡充を進めていく方針です。単なる広告配信にとどまらず、広告主の店舗チャネルにおける顧客理解、広告配信、購買効果の可視化、次回施策の改善を一気通貫で支援するパートナーとして、ブランドの認知拡大からターゲット層への的確なアプローチ、そして実店舗での売上拡大までを後押しし、企業の持続的な成長に貢献します。

SMN株式会社について

2000年3月に設立されたSMN株式会社は、ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ活用広告配信サービス「TVBridge」を提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。

SMN

公式サイト:<https://www.so-netmedia.jp/>

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