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True Data、AIを活用したSASの予測システムを組み込み消費財メーカー向け価格シミュレーションサービスを提供開始

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サービスの背景

原材料費や物流費の長期的な高騰により、消費財メーカーは断続的な価格改定(値上げ)の必要性に直面しています。しかし、生活者の「生活防衛意識」が高まる中、根拠に基づかない価格改定は顧客離れや小売店での「棚落ち」リスクにつながる可能性があります。多くの企業が「どの商品を、どの程度値上げすれば、売上・利益がどのように変動するのか」を正確に把握できず、経験と勘に頼った意思決定を余儀なくされています。

このような状況に対し、True Dataは6,500万人規模の購買データを扱い、SASのクラウドネイティブなデータ・AIプラットフォーム「SAS® Viya®」を基盤とする予測システムおよび先進的なAI技術を組み合わせることで、価格戦略の最適解を可視化する本サービスを開発しました。これにより、消費財メーカーの収益確保とリスク低減を科学的に支援します。

「日本市場における価格シミュレーションサービス」の概要

本サービスは、値上げの成否を左右する「販売数の維持・拡大」と「競合との価格差」に着目し、データ駆動型で適切な価格改定の意思決定を支援するソリューションです。

  • 高精度な需要予測シミュレーション
    商品を5%値上げした場合の売上推移予測値を、価格据え置きの場合と比較して算出します。競合商品との価格差を考慮することで、値上げの影響を受けやすい商品と受けにくい商品を分類し、商品ごとの値上げ余地を可視化します。さらに、在庫データなどを連携することで、粗利益が最大化する「最適な価格設定(スイートスポット)」を導き出すことも可能です。
  • 競合影響とブランドスイッチの可視化
    True DataのID-POSデータ※を活用し、値上げ時に自社顧客がどの競合商品へ流出するか、あるいは踏みとどまるかを予測・分類し、商品ごとの「値上げに対する耐性」を可視化します。
  • 社内合意と小売商談のスピード化
    客観的なデータ根拠に基づき、社内での意思統一がスムーズになるだけでなく、小売業(バイヤー)との価格交渉においても、カテゴリー全体の利益に貢献する「説得力ある商談材料」として活用できます。

※ID-POS:顧客IDが紐づいた購買データのこと。購入者の属性や、リピート率、スイッチングなどの購買行動を把握できます。True Dataが提供する統計化した購買データには、店舗、個人を特定する情報は含まれません。

今後の展望

本サービスは、今回提供を開始するレポートサービスを皮切りに、将来的にはクライアント企業が自社データや気象・販促データなどを組み込み、ウェブ上でリアルタイムにシミュレーションを行える「SaaS型ダッシュボードツール」としての開発・プラットフォーム化を推進していく予定です。

True DataとSASは、消費財メーカーが健全な利益を確保し、高品質な商品を安定供給できるサステナブルなサプライチェーンの発展を目指し、データとAIの力で日本の消費財市場のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献していくとしています。

SAS Institute Japan株式会社からのエンドースメント

SAS Institute Japan株式会社 執行役員 パートナー・アライアンス事業本部長 柳沼 慎也氏は、次のように述べています。

「SASは、データ、アナリティクス、AIの力を通じて、より良い意思決定を支援することに取り組んでいます。このたび、True Dataとの協業により、日本最大級の消費者購買データとSASの予測分析技術を融合した高付加価値サービスを提供できることを大変嬉しく思います。価格決定は、企業の収益性と消費者への提供価値の双方に直接影響を与える重要な意思決定です。本サービスが、消費財メーカー各社の、データに基づくより確かな意思決定に貢献することを期待しています。」

株式会社True Data 代表取締役社長 米倉 裕之氏のコメント

株式会社True Data 代表取締役社長 米倉 裕之氏は、次のように述べています。

「SASは、独立系の大手調査会社であるガートナーよりDecision Intelligence分野のリーダーとして評価されており、市場を牽引し続けています。このたび同社のご協力のもと、消費財メーカーを支援する新たなサービスを開発できましたことを、大変嬉しく光栄に思います。現在、多くの消費財メーカーの皆さまが、コスト高騰による収益圧迫と生活者の生活防衛意識との間で、かつてないほど難しい価格設定の舵取りに直面されています。本サービスは、単なる値上げのシミュレーションに留まらず、企業が自信を持って『価値に見合った適正な価格』を決定する際の羅針盤となるものです。当社はこれからも、データに基づいた企業の意思決定を支援し、消費財業界の未来に貢献してまいります。」

True Dataについて

True Dataは、ドラッグストアや食品スーパーマーケットにおける年間アクティブ数6,500万人規模のPOS、ID-POSデータを扱うビッグデータプラットフォームを運営しています。小売業、消費財メーカー、その他幅広い業種に対し、顧客理解から商品戦略、販促施策、広告最適化、生産・在庫管理など、DX時代に有効なデータ活用ソリューションを提供し、データに基づく企業の意思決定を支援しています。

株式会社True Data 会社概要

  • 代表者:代表取締役社長 米倉 裕之
  • 所在地:〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル 4階
  • 設立:2000年10月10日
  • URL:https://www.truedata.co.jp/

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